発売直前!レクサスLBX実車チェック!現ヤリスクロスオーナー、元レクサスオーナーの評価は!?

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みなさんこんにちは!

マーズブログ管理人のmaaz(マーズ)です!

今回はいよいよ2023年11月9日(木)に発売が迫ったレクサスの新型コンパクトクロスオーバーである「LBX」「Lexus Breakthrough X(cross)-over」の実車インプレッションとなります。(プロトタイプ)

※レクサスLBXの基本情報に関してはコチラをご覧ください↓

2023年6月に「ヒエラルキーを超えた新しいコンパクトカーの形」としてレクサスからワールドプレミアされたLBXですが、10月の末から「インターナショナルギャラリー青山」にてJMS(ジャパンモビリティショー)の開催に合わせるかのように先日一足先に発売されたLMと共に日本仕様LBXのプロトタイプが展示されていましたので、当然私もしっかりと実車を確認してきました。

レクサス公式HP

LBXを本気で購入検討されている方達は少し前からご存知であろう「発売日」に関しては既に公式HPでもしれっと公開されており11月9日で確定。今週末はレクサスディーラーも多くのお客様で賑わいそうです。

既にネット上ではこのLBXの内外装に関して多くの意見が出ていますし、主要なクルマ系YouTuberさん達の評価も人によって結構分かれている印象ですが、現ヤリスクロスオーナー、元レクサスオーナーの私も感じる物がありましたので、購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

※この記事に書かれている内容はあくまで個人的な見解になります。

感じ方はそれぞれであり、クルマの評価を決めつける物ではありません。

最終判断は自己責任でお願いします。

発売直前!レクサスLBX実車チェック!現ヤリスクロスオーナー、元レクサスオーナーの評価は!?

それでは早速インプレッションを記していきますが、実車を拝見した当日は平日でありながらJMS開催中という事もありレクサス青山ギャラリーには絶え間なくLMやLBXを見に来る方が来店される状況。

青山という土地柄のせいかLMを見に来る富裕層の方や社長さんらしき方も多くいらっしゃいましたが、やはりほとんどの方の目的はコチラのLBX。特に20代くらいの若者や奥様層が多かったのも印象的で、皆さんかなり細かくチェックされており注目度の高さを肌で感じる事が出来ました。

極力そんな方々の邪魔にならないように配慮しながらの撮影だったため、若干写真の枚数や質が足りないところはご容赦下さい。

因みに今回の展示車は、新型LBXにおいてセミオーダーシステム「ビスポークビルド」を除く最上級グレードとされる「COOL」グレード、ボディカラーは「ソニッククロム&ブラック」バイトーンカラーになります。

新型レクサスLBXのエクステリアは新世代の魅力的な造形で溢れている

まずはLBXのエクステリアから見ていきましょう。

前回の記事でもサイズに関しては触れていますが、LBXはベースとなっているトヨタブランドの「ヤリスクロス」とほぼほぼ同様のサイズ感となっていますが、全幅に関しては約6センチ程大きく拡大しており、これをキャビンに充てるのではなく独特の「鏡餅プロポーション」に充てていると考えられますので、このクラスとしてはよりワイド&ローな魅力的なスタイリングに仕上がっている印象です。

特にリヤドアからリヤフェンダーにかけてのグラマラスな造形はヤリスクロスにはない魅力になっていると感じます。

そしてCピラー部分のブラックアウト化によるフローティングルーフデザインはRXの代名詞ではありますが今ではいくつかのレクサス車に採用されるお馴染みのデザインになりましたね。

フロントフェイスは新採用の「ユニファイドスピンドル」。左右のヘッドライトを結ぶシルバーの加飾とスピンドルボディでまとまったデザインですね。こちらも好みが分かれるデザインではありますが、個人的にはカッコ良いと思います。(勿論従来のスピンドルグリルも大好き)L字マークはボンネットに移動ですね。

ヘッドライトは残念ながらレクサスのアイデンティティである「三眼」は採用されず単眼タイプ。そしてデイライトはこれまでのアロー型を逆さにしたような新しいタイプのライトでシームレスにキレイに光ります。ウインカーもこちらが反転して光ります。当然AHSは採用でしょう。

ヘッドライト下部にはフォグランプ&コーナリングランプが配され、周りにはシルバーの加飾が入り、力強さをプラスしています。因みにフォグ周りやフロントアンダー部は未塗装樹脂のパーツとなります。

サイドミラーはNXやRXで採用されなかったLCやISでも採用されているシュッとしたスタイリッシュなタイプ

しかし、中間のメッキ部分がLBXでは未塗装樹脂に変更されています。

ホイール&タイヤサイズは展示車のCOOLでは切削タイプの18インチホイールに225/55R18サイズのミシュランの「eプライマシー」が装着されます。ヤリスクロスよりも太く厚みのあるサイズのタイヤがが装着されているのは乗り心地や走りへの拘りでしょうか。

フェンダーアーチはクロスオーバーらしく未塗装樹脂タイプ。

LBXサイドアンダー
ヤリスクロスサイドアンダー

サイドの下部部分のデザインはヤリスクロスと似たようなデザインが施されていますがここも未塗装樹脂素材。

アウタードアハンドルは新世代レクサス群同様のeラッチシステムを採用。しかし後席ドアでは施錠解錠できないタイプで少し残念。

そして、LBXのエクステリアデザインのハイライトとなるであろうリヤビュー。

鏡餅からインスパイアされたデザインという通り、絞られたキャビンに強調されたボディデザインでかなり特徴的なフォルムとなっていますね。

バックドア中央部分には新世代者らしくLEXUSの文字が配置され右下にはLBXのエンブレムが。LBXに関しては排気量を表す数字は無しの様ですね。

ナンバーもバンパー下部に配置され重心の低さを強調するのに一役買っています。

そして新世代のレクサス車にはほとんどの車種で採用のリヤ一文字テールランプも「Lシェイプ一文字シグネチャーランプ」として独特のデザインを採用しています。

バンパー下部のサイドにはシルバーの加飾も施されこちらも力強さをプラスしています。ここにも未塗装樹脂がポイントで配置されているのは気になるオーナーさんは多いかもですね。

新型レクサスLBXのインテリアは賛否両論。

続いてネット上では賛否両論のインテリアを見ていきましょう。

展示車のCOOLグレードは最上位に位置づけられるLBXを象徴するグレード。

シートは本革とウルトラスエードをコンビで採用した上質な素材とお洒落なステッチが目を引きます。勿論ヤリスクロスにはないアームレスト(コンソールBNOX)もありますし、シフト周りも最新のLEXUSデザインとなっています(笑)

但し、残念ながらパワーシートの設定はヤリスクロス同様の運転席のみの設定助手席は手動式となります。

ドライバーズメーターは新型LMに次いで採用の待望の12.3インチフル液晶メーター。トヨタ車では多くのクルマで採用が進んでいますがレクサス車でもようやく採用。

センタータッチディスプレイは9.8インチサイズで、これまでのレクサス車とは違い少し低い位置に配置されています。これにより前方の視界はスッキリしており見通しが良い印象でした。因みにベンチレーションはやはり非採用の模様。

センターコンソールは電子式のシフトに電動パーキングやホールドのボタン類でスッキリシンプル。前方にはドリンクホルダーとおくだけ充電(小物置き)が配置されます。そして待望のコンソールボックス(アームレスト)も採用され、ここにもウルトラスエードの記事が貼られ質感も上々です。

運転席に座った感じはこんな感じですね。新世代の「TAZUNAコックピット」とはコンセプトが違う印象ではありますが、上手くまとまっている感はあります。ステアリングはしっとり手に馴染む上質な握り心地の本革で好印象。パドルシフトが付いているのはやはり走りへの拘りが感じられます。

そして多くの方が問題視しているステアリング調整は、残念ながら電動ではなく手動式のガタガタと調整するタイプ。やはり電動の方が良いに決まってますが個人的にはステアリングの調整って一回決めたらほとんど変えないので大きな問題ではありません。

LBXの運転席に着座した印象はヤリスクロスと比較して少しタイト(狭い)印象を受けました。これはしっかりした2段構造のセンターコンソールやボックスが装備された影響もありますが…。

良く言えば包まれ感がありコックピット感がある。悪く言えば窮屈といった印象です。私は一般的な中肉中背の男なので大柄な方などはこの辺りも実車で確認したいですね。

ドアトリムの質感はウルトラスエードやステッチが広範囲に施されており非常に好印象ですね。

スイッチ類や台座も素地ではなくしっかりとした加飾が採用されており残念な質感は感じられません。

ドアハンドルは勿論eラッチシステムを採用されています。

続いて後席を簡単に見ていきましょう。

私が個人的にヤリスクロスで気になっていた「後席ドアあまり開かない問題」はこのLBXでもやはり変わらず。

後席の快適性を求めるクルマではないのは重々承知していますが、それでも機会は多くありませんが後席に人を乗せる事はありますので乗降性は多少改善して欲しかったのが正直な意見。

後席の狭さ(居住性)に関してもヤリスクロス同様に狭い!の一言ではありますが、ここに関してはクルマのサイズ的に求めるところではありませんので全く問題はありません。後席のドアトリムは前席に比べハードプラ素材が増えますがウルトラスエードの範囲は前席同様に広範囲ですので個人的にはあまり気にならずです。

内装の印象はいかがでしょうか。

決して感動するような上質さはありませんがCOOLグレードのみで採用されているウルトラスエードの使用範囲が非常に広く、「頑張っている感」は感じられる上質なインテリアである事は間違いありません。

欲を言えば、このウルトラスエードのカラーがグレーだけでなく、リラックスグレード同様にもう一色明るめの(例えばブラウン系等)カラーの用意があればかなり印象は違ったのではないかと感じます。

RELAXグレード内装

ですから、私はCOOLグレードのウルトラスエード部分がカラー本革になる「リラックスグレード」も機会があれば是非実車を確認してみたいと感じています。

実車を見ての管理人が感じたレクサスLBXの良い点、気になった点は?

今回、ワールドプレミア以降ずっと注目していたレクサスLBXの実車をようやく確認出来た訳ですが、現ヤリスクロスオーナー、元レクサスオーナーである私はどのような感想を持ったのでしょうか。

まずは私が感じた素直なポイントは以下の通り。

新型レクサスLBXの良かった点

◇ユニファイドスピンドルや拡大された全幅からくる堂々としたフォルム、特徴的なリヤビュー等、新鮮なエクステリアは非常に好み

◇装備類ではなく内外装の「質感」は部分によっては最低限以上のレクサスクオリティが確保されている。

◇ヤリスクロスでの不満点(弱点)をしっかりカバーしている

新型レクサスLBXの気になる点

■助手席パワーシート、シートベンチレーション、電動チルト&テレスコ、三眼ヘッドライト等(デジタルミラーやアドバンストだライブも?)、レクサス車として当たり前の装備がいくつか削られている。(結局上位車種と差別化されている)

■どこかヤリスクロス感の残る内外装

■ぱっと見はハイクオリティに感じるが樹脂部分やハードな素材が多用されていたり、カーテシランプが削られていたりと細かい部分を見ていくとコストダウンが散見される。

■本当にヒエラルキーを超えているのか?

ざっくりとこのような印象で、現時点では勿論良い点もありますがやはり若干気になる点が多くなってしまいます。

個人的には、事実上のエントリークラスレクサス車と考えれば内外装のデザインや質感、装備はベースのヤリスクロスを大きく上回っていると感じますし、先進装備や安全装備も最新レベルの物が装備され、走りへの拘りも含め「エントリーとしては十分すぎる車だな」となっていたと感じますが、レクサスの打ち出しに「サイズのヒエラルキーを超えた」「これまでの高級車の概念を変える」という文言が盛り込まれているが故に「?」と感じてしまう方が多いのだと感じました。

自分でハードルを上げすぎてしまったのではないかと感じます。

恐らくLBXに期待していたユーザーはコンパクトクラスながらNXやRXと同等の装備や質感を求めていたのではないでしょうか。

https://twitter.com/maazblog/status/1720955512655880649

これはつい先日Twitter(X)にて私が行ったアンケート↑

一般ユーザーはやはり今回のLBXに対して否定的な意見が多いようですね。

しかし発売前のLBXに評価を下すのは時期尚早。最終的な評価は走りや価格次第か。

実車の公開では世間から厳しい意見が多いレクサスLBXですが、まだまだ発売前のLBXの評価を決定するのは早いと感じます。クルマを評価する上で当然大切なのは「ドライブフィール」「走行性能」である事は言うまでもありません。しかし我々一般人はまだLBXの走りを知る事が出来ません。

少し前に行われた「LEXUS SHOWCASE」後に公開された有名ジャーナリストさん達の動画では、LBXの走りに関してポジティブな声が多く聞かれましたので、内外装同様にクルマ選びで重要な走りの質感やレクサスらしい静粛性にも大いに期待したい所であります。

現に私の愛車である「ヤリスクロスアドベンチャー」は、購入時は走りの性能に関しては全くと言って良い程期待はしていませんでしたが、今では丁度良いサイズ感と共に走りの良さはお気に入りのポイントですからね!

1.5LHEVという基本的なパワートレーンはヤリスクロスと同じとしながらも、細かいチューニングが施されている事や、より高出力、高効率なバイポーラ型バッテリーを採用している点だけ見てもLBXの「走り」に拘る姿勢が垣間見えますので、これは期待せずにはいられませんね!

もしかしたら内外装の細かい事など全く気にならない程の上質な走りが用意されているかもしれません。

あとは当然最後の決め手は何といっても価格。

現状予想されている300万円後半から500万円の価格がどうなるかは非常に重要であり、日本仕様の価格設定がどうなるかでこのクルマの売れ行きを左右しそうです。

※まなぶさんや五味さんも動画ではLBXを絶賛!↓

まとめ

という事で今回は2023年11月9日発売予定のレクサスの新型クロスオーバー「LBX」の実車インプレッションをお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。

個人的な感想としては、正直な所「予想の範疇を越えてはこなかった」という印象で、当然レクサスの世界観を体感するのであればNXやRXを購入するのが間違いない選択だと感じます。

しかし、本文中でもお伝えしたようにレクサスのエントリー車種、そしてしっかりとメインカーを所有している方のセカンドカーとしてや、奥さまやお子様のクルマとしては内外装の質感や装備(安全装備)は十分な物があると感じますので、今どのようなクルマをお持ちなのか、1台持ちなのか複数台持ちなのか、クルマに何を求めるかに等よってLBXの評価は大きく分かれるのだと思います。

私も現状のレクサスのラインナップから一台だけ選べと言われれば絶対にLBXを選びはしませんが、セカンドカーもしくは普段使い専用と捉えれば、サイズ感も含めレクサスの世界観を比較的ハードル低く体験できる大変魅力的なクルマとして購入を検討したくなるクルマになってきます。

LBXのコンセプトはあくまでも「Premium Casual」。プレミアムブランドでありながら「お客様が日常でカジュアルに使いたくなるコンパクトクロスを目指した」とあるように、決して「HIGH LUXURY」ではないと考えると今回の実車の出来もしっくりくるのかもしれませんね。

ともあれ価格判明&受注開始は目前!私も小さな高級車をずっと探している一人のクルマ好きとしてこのLBXは本気で購入を検討していますので11月9日(木)はレクサスDにて商談に臨みたいと思います。

続報は随時更新していきますので、LBXの情報が気になる方や購入検討している方は当ブログをブックマークしてお待ちくださいね!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

※レクサス関連の動画と言えばワンソクさんやCSKさんの動画も必ずチェック!

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