みなさんこんにちは!
マーズブログ管理人のmaaz(マーズ)です!
今回は先日2023年4月18日に中国で開催中の「上海モーターショー」にてワールドプレミアされたレクサスのフラッグシップMPVである新型LMについての管理人的視点のレビュー、そして正式な公開が待たれる新型アルファード、ヴェルファイアとの違いについての考察記事になります。
4月に入り、販売店資料がリークされてしまうなどゴタゴタ続きの新型アルヴェルでしたが、そんなアルヴェルを尻目にサクッお披露目された新型LMはガワ替え感の強かった旧モデルと比較し、期待通りのレクサスらしい「ラグジュアリームーバー」と変化を遂げていましたね!
同時に、この新型LMとベースを共有する新型アルファード、ヴェルファイアのヒントも見えてきたと思います。
気になる方は続きをご覧下さい。
新型レクサスLM発表!そこから見えたのは新型アルファード、ヴェルファイアのコスパの良さ?
まずは中国で発表された2代目LMのポイントをサクッと見ていきましょう。
既にレクサス公式や多くのYouTuberさんが詳細を配信していますので、詳細はそちらをご覧下さい。
※レクサス関連の動画と言えば「CSK REVIEW CHANNEL」!詳しく解説されています。
レクサス新型LMのサイズスペック&パワートレーン
まずは基本情報としてサイズスペック&注目のパワートレーンからになります。
■全長 5125mm(4995mm)
■全幅 1890mm(1850mm)
■全高 1955mm(1935mm)
■ホイールベース 3000mm(3000mm)
■LM500h 2.4LターボHEV デュアルブーストHEV
■LM350h 2.5LHEV
※()内は新型アルヴェル予想サイズスペック
新型LMのサイズは既に予想値が出ている新型アルファード・ヴェルファイアのサイズよりも一回り大きくなる予定で、特に全長は5m越えの大型サイズミニバンとなります。
ショーファードリブンとしての需要がメインのLMとしては妥当な所だと思いますが全幅は1900mmを割るサイズとなっており、こちらはギリギリ一般的な仕様にも問題ない絶妙なサイズ感になっていますね。
パワートレーンは予想通り新型RXや新型クラウンでも採用の2.4LターボHEV+eAxle(direct4)LM500hと新型NX等でも採用中の2.5L HEVのLM350hの2本立てになり2.4ガソリンターボやPHEVの採用はなかったですね。
もちろんこれは将来的なレクサスブランドのBEV化を想定してのラインナップという事になるでしょう。
レクサス新型LMのエクステリアはスピンドルボディ&変形1文字テールを採用!
まずはエクステリアですが、フロントフェイスは賛否両論の新型RXでも採用のスピンドルボディとグリルを合わせたようなデザインを採用し、レクサスの最新モデルであることを主張しています。
新型RXでは白などの淡色車だと少し違和感がありましたが、新型LMではボンネットフードとスピンドルボディの間に上手く隙間を開けたデザインになり「でこっぱち」感を無くしています
色々と意見があると思いますが個人的には「アリ」ではないかなと感じます。
先代の巨大なグリルよりもスピンドルボディの方がLMに関しては上品さが増し、キャラクターには合ってるのではないでしょうか。
ヘッドライトはお馴染みの3眼ヘッドライトに、それを上下のアロー型デイライト囲う斬新なスタイルを採用しています。少し気になるのはAHSユニット(アダプティブハイビーム)が無い事でしょうか。
現行30アルファードの3眼は外二つが通常のヘッドライト内側一つがAHSユニットなのでもしかしたら同じシステムになるのかもしれないですね。
※河口まなぶさんの動画でも一番内側は光ってないですね…。
ぱっと見、ヘッドライトユニットがボディに対して薄型なのでユニットが入らなかった問題もあるかもですね。
リヤデザインはかなり個性的なランプデザインを採用してきましたね。
他のレクサス車のどれにもない独特の二文字?デザイン。
メインのVの字型のテールランプの上に細い一文字ランプが配置される独特のデザインでLMらしい特別感を感じますね。サイドに向かって上がるデザインは若干アルファード味があるでしょうか。
そしてサイドデザイン。
まずはRXを彷彿とさせる、すべてのピラーがブラックアウトされたフローティングルーフデザインは、ミニバンながらスタイリッシュなイメージを我々に植え付けますね。注目のBピラーはやはり影を潜めた形になりました。
そしてサイドのボディには大きな抑揚とレクサスらしいシャープなキャラクターラインが融合した秀逸なデザインで、大型ミニバンながら野暮ったい印象は皆無ですね。
ホイールデザインは2種類になり、見た目の良さを重視した19インチと乗り心地重視の17インチが採用されます。
新型アルファード・ヴェルファイアでも同様のサイズのホイールが採用予定ですが(18インチもあり)、新型LMのデザインはやはりおとなしめというか上品なデザインですね。
よく見るとレクサスのロゴ入りプレーキキャリパーなのもこだわりが感じられますね。
旧型のLMに関しては中国向けに即席で作り上げた感が強い印象を受けましたが、今回の新型LMに関してはエクステリアに関してもアルファード。ヴェルファイアとの差別化がしっかりとされている印象を強く感じます。(アルヴェルはまだ発表されていませんが…。)
特にスピンドルボディを採用したフロントフェイスは旧型のオラオラ感から一見おとなしくなったように見えますが、逆にそれが上品なLMらしさに繋がっていますし、サイドのドアパネルのボディラインも新型アルヴェルとは異なる形状をしていると予想できますので、総じてとても好印象です。
新型レクサスLMのインテリアは世界の富裕層を満足させる圧倒的なプライベート空間。
続いて新型LMのインテリアを見ていきましょう。
やはり「LUXURY MOVER」と呼ばれるレクサスLMのハイライトはその豪華絢爛なインテリアにありますよね。
今回も旧型で話題となったパーテーション付4座仕様は健在で更にその上質感や装備に磨きをかけてきました。
特筆すべき点は以下の通りです。
■後席画面は48型大型ワイドスクリーンを採用
運転席との間にパーテーションを設置し、完全なプライベート空間を実現。
48型の超大型モニターも設置し、ビジネスシーンでも問題なしです。
■「リヤクライメートコンシェルジュ」「温熱感IRマトリクスセンサー」で乗員に快適な環境を提供。
エアコン、シートポジション、サンシェード、照明などをスマホの様なタブレットでコントロールできる「クライメートコンシェルジュ」や後席の乗員付近の温度を感知する「温熱感IRマトリクスセンサー」でシートヒーターベンチレーション、エアコンなどをコントロールし快適な空間を提供。
※シートヒータはアームレストやオットマン部分にも備わります。
■デュアルムーンルーフ+スーパーロングオーバーヘッドコンソールでパーソナルな空間を実現。
左右に分割されたムーンルーフでパーソナル感を実現。中央のオーバーヘッドコンソールにはスライドドアやシェードの操作ボタンを配置しスマートな操作に一役買うと共にサングラスホルダーなども配置しユーティリティ性も確保。
■アンビエントライトはレクサスらしい柔らかな間接照明。
アンビエントライトは欧州車のギラギラした物ではなく、レクサスらしい柔らかな照明となりそうです。(64色から選択可能)
また後席足元にはレクサスRZで採用された「陰影イルミネーション」を採用しています。
■新AVS&ドライブモードで後席の乗り心地を快適に。
レクサス初採用の「周波数感応バルブ付AVS」と「リヤコンフォートドライブモード」を採用し、アクセル、ブレーキを統合制御する事により加減速時の姿勢変化を軽減しています。
■前席は包まれ感のあるTAZUNAコックピットを採用。そして待望のフル液晶ドライバーズメーター、イージークローザー付eラッチを装備!
シンプルながらポイントで配されたウッドやカッパーのパイピングがとてもセンス良く、ドアトリムから正面まで囲うようにデザインされた前席はとても好印象ですね。
ドライバーズメーターはようやくレクサス初採用となるフル液晶メーターになりますが、トヨタプランドとの差別化は残念ながらなさそうな雰囲気です。
アンビエントライトもやマークレビンソンのスピーカー加飾も写真からは確認できません。この辺りはあくまで後席がメインのLMという事で運転席は極力シンプル、上品を意識したものと思われます。
運転支援、安全装備は最新のLexusSafetySystem+やレクサスチームメイトを装備
運転支援、安全装備は新型RX同等の最新のLexusSafetySystem+を搭載。
■プリクラッシュセーフティ
■フロントクロストラフィックアラート
■レーダークルーズコントロール(全車速追従)
■レーンデパーチャーアラート
■レーントレーシングアラート
■レーンチェンジアシスト
■ロードサインアシスト
■発信遅れ告知機能
■アダプティブハイビーム
■プロアクティブドライビングアシスト
評価の高い「プロアクティブドライビングアシスト」や「安心降車アシスト(eラッチ付き」などと共に時速40キロ以下での半自動運転機能「アドバンストドライブ」や、自動駐車機能「アドバンストパークリモート機能付き」のレクサスチームメイトも勿論装備。
今持てるレクサスの技術がすべて注ぎ込まれた先進装備でオーナーの安全、安心なドライブをサポートしています。
日本導入は最上級の4座仕様のみ。今後6/7人乗り仕様の導入はあるのか?
気になる新型LMの日本導入ですが、2023年秋頃を予定していますが、残念ながら発売初期は最上級の4座仕様500hのみの導入が確定していますので、価格的にも法人需要がメインになりそうですね。(2000万前後?)
しかし、公式からは「から」と記載されていますので、今後発売の新型アルヴェルとのバランスを見て6/7人乗り仕様も発売される事にはなると思いますが、新型アルヴェルのExecutiveLoungeグレードとの差別化も気になる所ではあります。
今回の新型レクサスLMから見えた物は何か?それは新型アルヴェルのコスパの良さ!?
さて、ここまで簡単にではありますが、今回発表された新型LMについてお伝えしてきましたが、皆さんはどんな印象を受けたでしょうか。
豪華な装備に洗練されたエクステリアは誰もが憧れる1台であることは間違いないでしょう。
しかし、そんな新型LMを実際購入出来るのは、限られた富裕層、もしくは法人等ではないでしょうか。
一般庶民の我々の狙いはあくまで新型アルファード、ヴェルファイア。
新型LMの詳細から新型アルヴェルのヒント得たい気持ちで皆さんワールドプレミアを見ていた方も多いと思います。
私の個人的な感想としては…
やっぱりアルヴェルのコスパは良さそうだな。
と言ったところでしょうか。
圧倒的な内装の質感や静粛性、ショーファードリブンな4座仕様は別格として、純粋な機能面のアルヴェルとの差別化としては以下の部分が予想されます。
■イージークローザー機能付きeラッチ(安心降車アシスト)
■周波数感応型新AVS(リヤコンフォートモード)
■2.4LデュアルブーストHEV
■4座仕様
以上になります。
こうして見ると意外にクルマとしてのわかり易い機能や装備での差別化というのは少ないですよね。
豪華絢爛な内装の質感や、目に見えない部分の防音処理や圧倒的な静粛性というのはLMの売りではありますが、言い換えれば一般ユーザーの我々にとっては「過剰」と言える装備になりますし、新しいムーンルーフや大型ナビモニターやフル液晶ドライバーズモニター、更には先進運転支援(トヨタセーフティセンスやトヨタチームメイト)は全て新型アルファード・ヴェルファイアでも装備される予定です。
今回発表された4座仕様は、わかり易い豪華さで納得の差別化がされていますが、まだ詳細が発表されていない6/7人乗りに関してはアルヴェルとの差別化は乏しくなると予想します。とはいえ、それでも価格は1000万を切る事は無いと噂されていますので(1200万~1500万?)、そういった観点で見ると、最上位の「ExecutiveLounge」グレードでも800万~900万前後と予想される新型アルヴェルはとてもコスパが良く見えてきますよね。
更に人気グレードとなりそうなアルファードZやヴェルファイアZプレミアの予想価格は600万~700万前後とされていますので、少々質感が落ちたとしても、ミニバンとしてのクオリティはトップレベルな事は間違いありませんので、やはりコスパが良いのではないかと感じてしまいます。
勿論600万、700万という金額自体は高額であることは間違いないですが(少なくとも一般庶民の私にはお高すぎる…)、新型LMの価格帯や機能の違いの少なさ、そして現行の30後期アルファードからの進化具合を考えると、個人的には決してバカ高い価格だとは感じません。
残念ながら、現行の30系アルファードは現在も大人気の車種ではありますが、2015年に発売されたモデルであり、基本となるプラットフォームやパワトレを始め、ADAS関連や装備に関しても古いクルマになってしまっています。
新型ではこれらの装備や骨格が一新し、最新の車に生まれ変わるのですから仕方ないですよね。しかも、アルヴェルに限らず昨今の新型車は軒並み価格が上がっていますから。
まとめ
という事で今回は2023年4月18日に上海モーターショーで発表された、新型レクサスLMの簡単な紹介と、発売が迫る新型アルファード・ヴェルファイアとの違いについてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
個人的には、アルヴェルのガワ替え感が強かった旧型のLMと比較して、デザインも内装もよりレクサスらしさや高級感が増しキャラクターに合った車に変化したなという印象を持ちました。
一方、本文中でも述べたように、圧倒的な豪華さ静粛性は有しながらも、わかり易いLM限定の装備や機能は若干乏しい印象もあり、新型アルファード・ヴェルファイアのコスパの良さが際立つ結果となりそうです。
レクサスLMはプレミアムブランドには珍しい超高級MPVとして世界中の富裕層や法人に購入して頂き、我々日本の一般ユーザーは新型アルファード・ヴェルファイアをお得に乗ってカーライフを充実させたいですね^^
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
※レクサス新型LMの詳細は「ワンソクTube」もおすすめ!↓
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